
コード決済の最大手と言えばPayPayですが、LINE PAYも300億円キャンペーンなどでシェアの拡大を目指してきておりコード決済戦線はますます激化しています。
そこで今回はLINE PAYとPayPayは実際の所どちらがお得なのか。また、どちらが使い勝手が良いのか。実際に使ってみた印象を交えながら紹介していきます。
Contents
LINE PAYとPayPayの還元率を比較
まず、LINE PAYとPayPayの基本の還元率を比較していきます。
LINE PAYの還元率
LINE PAYにはマイカラーという制度があり前月の利用額によりマイカラーが決まります。そして、LINE PAYの基本還元率はこのマイカラーとコード決済により決まります。
マイカラー | コード決済 (2019/07まで) | LINE PAYカード QUICPay |
ホワイト | 3.5% | 0.5% |
レッド | 3.8% | 0.8% |
ブルー | 4.0% | 1.0% |
グリーン | 5.0% | 2.0% |
LINE PAYカードやQUICPayであれば還元率は0.5~2.0%ですが、コード決済にすると∔3%なので3.5%~5.0%と高い還元率を誇ります。
PayPayの還元率
一方でPayPayの還元率は以下のようになっています。
支払い元 | 還元率 |
PayPay残高 | 3.0% |
Yahoo!マネー | |
Yahoo!Japanカード | 4.0% (PayPay3%+Yahoo!Japanカード1%) |
その他のクレジットカード | 0.5% |
PayPayの場合、支払い元をどこに設定するかで還元率が変わります。
Yahoo!Japanカード(以降、省略してYahoo!カードと記載)やその他のクレジットカードを支払い元に設定した場合、PayPayの利用金額が後日クレジットカードの請求に加算される形式になります。
オススメはYahoo!カードを支払い元に設定
PayPayの場合、支払い元をYahoo!カードに設定しておくことがオススメです。
その理由はポイントの二重取りができ、実質還元率が4%にアップするためです。
また、Yahoo!カードはPayPayへのチャージにも使うことができます。
他のクレジットカードはPayPayの残高チャージには使えないため、PayPayユーザーは是非Yahoo!カードを発行しておくことをオススメします。
LINE PAYとPayPay 基本還元率はどちらがお得?
LINE PAYとPayPayの基本還元率ですが、どちらがお得かはLINE PAYのマイカラーにより異なってきます。
PayPayの還元率を4%とした場合、以下のように使い分けることがオススメです。
マイカラー | お得な決済方法 |
ホワイト/レッド | PayPayの方がお得 |
ブルー | PayPay/LINE PAYどちらでもOK |
グリーン | LINE PAYの方がお得 |
ただし、Yahoo!カードを持っていない場合はPayPayの還元率は一律3.0%になります。
後述するペイペイチャンスがある為、必ずしもLINE PAYの方がお得とは言えませんがYahoo!カードを持っていない場合は基本的にお得度は「LINE PAY>PayPay」となります。
LINE PAYとPayPayで使えるお店を比較
次に使えるお店についてです。
LINE PAYのコード決済とPayPayを比べると対応店舗数は「PayPay>LINE PAY(コード決済)」となります。
ただし、LINE PAYにはLINE PAYカードとしてJCB加盟店で使ったり、android限定ですがQUICPayと紐づけてQUICPayの加盟店で支払いに使うこともできます。
LINE PAYカードやQUICPayで支払うとコード決済に比べて還元率は下がりますが、LINE PAYの残高が使えるお店というのは非常に多い状況です。
LINE PAYしか使えないお店/PayPayしか使えないお店
お店によってはLINE PAYかPayPayのどちらかにしか対応していないという所もあります。例えばLINE PAYが使えてPayPayが使えない代表的なお店としては以下の所があります。
一方、LINE PAYは使えないがPayPayは使えるというお店もあります。
コード決済の導入店舗はPayPayが最も多い為、どちらかというとPayPayは使えるがLINE PAYは使えないというお店をみることが多くなっています。
大手チェーンでは大きな差は感じない
コード決済が使えるお店は「PayPay>LINE PAY」ですが、個人的にはコンビニや家電量販店、ドラッグストアで使っている分にはそれほど大きな差は感じません。
これらのジャンルの店舗は基本的にどちらのコード決済にも対応していることが多い為、コンビニやドラッグストアで普段使いとして使う分にはLINE PAYであっても余り不便さは感じないでしょう。
個人のお店や小規模チェーンではPayPayが強い
ただし、個人のお店や小規模チェーン店においてはPayPayの方が対応しているお店が多いという印象を強く受けます。
個人商店などでは実際に会計を行おうとしても「PayPayには対応しているがLINE PAYは対応していない」というお店も多く見受けられます。
この為、近くにある普段行くお店がPayPayしか使えないという場合はLINE PAYではなくPayPayをメインのコード決済にする方が便利といえます。
コード決済初心者にはどちらがオススメ?
ここまで、還元率と対応店舗数についてみてきましたが、両者を比較すると
- 還元率:マイカラーによってどちらがお得か異なる
- 対応店舗数:PayPayの方が多いがチェーン店ではLINE PAYでも不便さを感じない
という結果でした。
還元率と対応店舗数をみるとややPayPayに軍配があるようにみえますが、個人的にはコード決済初心者の方にはLINE PAYをオススメしています。
LINE PAYがオススメの理由
LINE PAYを初心者にオススメする最大の理由は出金ができる為です。
PayPayは入金したお金を出金することができない為、間違えて入金してしまうとPayPayが使えるお店で使いきらなくてはいけません。
それに対してLINE PAYであれば出金手数料が216円かかりますが仮に間違って入金した際や「コード決済を使ってみたがやっぱり自分には合わない」と思った時に現金に戻すことができます。
TwitterなどをみているとPayPayに間違えて入金してしまい出金できなかったという話も比較的よく聞きます。
この為、私としては初めてコード決済を導入するのであれば万が一の時にリスク管理ができるLINE PAYをオススメしています。
慣れてくれば併用するのがベスト
ただし、お得に買い物をしたいのであれば以下の理由からPayPayとLINE PAYを併用するのがベストです。
最初の内はコード決済になれる為にLINE PAY一本から始めるのがオススメですが、慣れればPayPayを併用し使えるお店の拡大、キャンペーンを使い分けることでコード決済の恩恵が最大限に受けられます。
コード決済はキャンペーンも頻繁に行っている為、今行っている最新のキャンペーンに関しては以下のページでチェックしてください。
⇒【最新版】コード決済各社が開催中・開催予定のキャンペーン一覧はこちら!
まとめ
PayPayとLINE PAYを比較すると以下のように言えます。
繰り返しになりますが個人的にはまずLINE PAYからスタート。
「コード決済は自分に合うしお得だ」と思えれば次はPayPayと展開していくのがオススメです。
PayPayは現状出金ができない為、万が一コード決済が自分に合わなかったときはチャージした金額が無駄になりやすいのでご注意ください…。
ただし、近隣のお店でコード決済を使ってみたいがPayPayしか対応していないという場合はPayPayから始めるのもありです。
その場合はまずは少額チャージからスタート。あるいはYahoo!カードやYahoo!マネーを使って始めてみるとリスクを最小限に抑えることができます。