消費税が5%→8%に増税された時も駆け込み需要として多くの商品を買い溜めされる方がいらっしゃいました。
10月からいよいよ8%→10%に増税される為、各所で「増税前に買うべきもの」が話題になっています。その中でも色々な意見があるものの1つが「日用品」です。
個人的には日用品を増税前に買い溜めする必要は全くないと感じているのですが、今回はその理由と増税後の対策についても紹介していきます。
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増税前に日用品を買い溜めしない方が良い理由
増税前に日用品を買い溜めしない方が良い理由は日用品はお店によってよくセールの対象になる為です。
この点に関しては多くの大手サイトでも取り上げており、私自身も完全に同意です。
Q:トイレットペーパーなど日用品は?
基本的に慌てて買わなくてよい。
「大手チェーンのドラッグストアやスーパーはポイント還元の対象になりませんが、増税後の落ち込みを避けるため各社とも割引券を付けるなど“還元セール”をする可能性が高い。低価格の日用品は増税額もわずかで、慌てて買い込む必要はありません」
(森田氏)
日用品や身のまわりの消耗品に関しては、増税前にまとめ買いしても大きな節約効果はないと思います。
それよりも、食料品や日用品の値上げに注意をしたほうがいいでしょう。増税後に値上げをすると「便乗値上げ」と言われかねませんから、先手を打って値上げをしてくると思います。
さらに今回の増税では、10月以降に中小の小売店に行って電子決済で支払えば、代金の5%がポイント還元されます。トイレットペーパーなどはそうやって買うほうが、増税前よりも安くなるかもしれません。
無駄に買い込んでしまってもスペースも取りますし、実際は無駄遣いになっているケースもあります。
どうしても買い溜めしたい場合は1か月分程度に留めておきましょう。
増税後に日用品をお得に購入する4つの方法
では、日用品は増税後に2%負担増もやむ無しで買わないといけないかというと実際はそんなことありません。
というのも実際は増税後の方がお得になるケースすらあるのです。
日用品はセールの対象となりやすい→セールを狙う
まず、日用品自体がセールの対象になりやすい為です。
特に消費増税後は財布のひもが固くなりやすく皆さん購入に慎重になります。
しかし、販売店としてはある程度の売上が必要となるので、財布のひもを緩めてもらうように値下げを行います。
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消費が冷え込みものが売れにくくなる
↓
販売店としては売りたい
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値下げや値引きクーポンの配布などを行う
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実質増税前よりも安く買えるケースが出てくる
日用品の場合は値引きの対象となりやすい為、特にこの流れが起こりやすいと予想されています。
キャッシュレス×ECサイトでお得に購入できる
2つ目はキャッシュレスを使う方法です。
日用品は軽減税率の対象外の為、消費税はどうしても10%かかってきますが、「キャッシュレス消費者還元事業」の制度を上手く使う事で2%もしくは5%の還元が受けられます。
地域によってはこの還元が受けられる良いお店がない場合もありますが、Amazon、ヤフオク、楽天などのECサイトに出店しているお店の中にはこの2%もしくは5%の還元が受けられる所があります。
ECサイトであれば日本中どこに住んでいても「キャッシュレス消費者還元事業」の制度を上手く使って2%もしくは5%お得に日用品を購入できます。
大手ドラッグストアはクーポン×キャッシュレスで安くする
キャッシュレス消費者還元事業はフランチャイズ店と中小企業のみが対象の為、残念ながら大手ドラッグストアではこの制度を使ってお得に買い物することができません。
しかし、大手ドラッグストアは独自でクーポンなどを頻繁に配布している為、クーポンとキャッシュレス各社が行っているキャンペーンを使えば増税後であってもお得に買い物ができます。
お得度の高い代表的なクーポンとしては以下のものがあります。
これらのドラッグストアによく行かれる方でアプリをまだお持ちでない方はこの機会に導入しておきましょう。
業務スーパーなどの安いお店も狙い目
4つ目の方法は安いお店を活用することです。
代表的なお店は業務スーパーです。
業務スーパーはお店によってはキャッシュレスに対応しており、キャッシュレス消費者還元事業の対象店でもあります。
元々が安いお店なのですが、キャッシュレスで支払えば更に2%還元。
食品が安く買える他にラップやお弁当カップなどの食品に関係する日用品も買えるので、こういったお店も積極的に活用していきましょう。
まとめ
以上、増税前に日用品を買い溜めする必要がない理由と増税後も日用品を安く買う方法についてでした。
増税に伴う日用品の値上がりは家計全体で考えればそれ程大きな負担増ではないですが、キャッシュレスやクーポン、各店舗の値引きを上手く使えば増税前より安く買うことすら可能です。
9月が買い溜めでお得になるセールなども各店積極的に行っていますが、余りセールに踊らされすぎずに必要なもの+αを買う程度に留めておき、増税後に必要分をお得な方法で買う事で対応していきましょう。