楽天モバイルの月末契約は本当にお得なの？開通日による違いを解説

楽天モバイルへの乗換相談を受けることが多いですが「月末の方がお得なの？」という質問を毎月何件か頂きます。

結論からいうと「特殊なケースを除けば基本は月末でOK」という感じです。

その理由についてこの記事では解説していきます。

結論：基本は月末契約でOK

最初に結論からですが楽天モバイルの場合、月末契約するメリットは少ないものの特に大きなデメリットもないと言えます。

このため、特にこだわりがなければ他社同様に月末乗り換えでOKです。

月末乗換のメリットが少ない理由

月末乗換のメリットが少ない理由は楽天モバイルには初月料金の日割りがないためです。

月初契約でも月末契約でも料金形態は同じで「利用データ量に応じて」料金が変わります。

補足：一般的に月末契約がお得な理由

「スマホの乗り換え=月末がお得」というイメージが持たれがちですがこれは乗り換え先によっては初月の料金が日割りになるためです。

例えば初月の料金が日割りのキャリアへ乗り換えるとこんな感じ。

月3,000円のプランだと初日に申し込むのと月末（30日）に申し込む場合だと2,900円の差が出ます。

一方で楽天モバイルの場合は日割りが適用されず初月から使ったデータ量に応じて料金が請求されます。

使ったデータ量が3GB以内だと1日に契約しても30日に契約しても請求は1,078円。

これが「楽天モバイルの契約は月末でなくてもOK」と言われる理由です。

開通日はいつがオススメ？

楽天モバイルは使ったデータ量に応じて料金が変動するので初月の料金を抑えるためには「初月のデータ量を3GB以内に抑えること」が重要です。

具体的には「乗り換え元のキャリアのデータ量が上限に到達したタイミング」で乗り換えると初月の料金が最も抑えられます。

例えば毎月10GBデータを利用。今、10GB1,500円のプランを使っている人が月初と月末に楽天に乗り換えた場合にどうなるかを見てみましょう。

月初に乗り換えた場合、楽天モバイルで初月から10GBのデータを使う可能性が高く楽天の初月の料金は3GB〜20GBの間の料金2,178円になります。

ここに乗換元の料金1,500円も請求され合計3,678円が発生します。

一方で月末に乗り換えた場合は初月のデータ利用の大半は乗換元で賄える可能性が高く楽天モバイルのデータ利用は3GB以内に抑えられるかと思います。

この場合は初月の料金が乗り換え元1,500円、楽天モバイルは3GB以内で済むので1,078円。合計2,578円になります。

最初に書いたように月末乗り換えのメリットは他社に比べて少なめですが楽天モバイルのデータ利用量が極力少なく済むように工夫すれば初月の合計料金が抑えられる可能性はあります。

月末乗り換えで損するケース

一方で月末に乗り換えると損するケースもあります。それが乗り換え元の料金が月末締めではない場合です。代表的なところだとpovo2.0や日本通信SIMですね。

日本通信SIMだと料金月のカウントが1日からではなく「サービス利用開始日」からと設定されています。28日に利用開始した場合は翌月27日が締め日に設定される感じですね。

例えば6月29日に乗換を行うと5月28日〜6月27日までの料金に加えて6月28日〜7月27日までの料金も満額請求されます。

乗換元がこういう料金形態の場合は締め日がいつなのかを事前に確認⇨自分が最もお得なタイミングで乗り換えるようにしましょう。

まとめ

「楽天モバイルは月末乗換がお得なのか？」というテーマでまとめましたが最後に要点をもう一度整理しておきます。

要点を整理するとこんな感じですね。色々とゴチャゴチャ書きましたが「正直迷えばとりあえず月末に開通しておけば間違いないかな」という印象です。

あとはpovo2.0や日本通信SIMなど締日が特殊なキャリアを使っている人は注意が必要。

この辺りを契約している人は一度ご自身の締め日をチェックしてどのタイミングで乗り換えるか検討してみてくださいね。